第50章 生憎な雨降り
『う、浦島…っ』
胸を唇で刺激してくる浦島の頭を私は軽く押した
すると、浦島は静かに頭を上げた
浦島「あるじさん…嫌?」
目を逸らし伏せながら、少し寂しそうに聞いてくる浦島
なんでそんな寂しそうな顔するんだろう…
私そうゆう顔弱いからやめてほしいんだけど…!
『い、いや…その…嫌っていうか…なんと言うか…』
私が少し言葉を濁せば、浦島はこちらをまっすぐ見てきた
浦島「俺の事、男として見てない?子供だと思ってるの?」
『そ、そうゆうわけじゃないけど…!』
浦島「なら…なんで止めるんだよ…。あるじさん…さっきは大和守さんとヤる気だったくせに…」
…いや、別にヤる気じゃないし…!
何を言いがかりつけてんの、この子…
そんな事を思いながら、私は浦島の頭を軽く撫でた
『浦島…私は別に安定とヤる気なんか…』
浦島「っ…子供扱いするなよ…!」
『っ…!』
その言葉と共に私は浦島にその場へ押し倒された
そして、胸からくびれのラインを撫でてくる浦島
その手つきに私はぞわっとした
浦島「あるじさん…俺だって男だよ?」
見下ろしてくるその目は、いつもの可愛いものではなく男の目だった