第50章 生憎な雨降り
『浦島?』
さっきから黙り込んでいる浦島が心配になり私は声をかけた
すると、浦島はハッとしたように私の方を向いた
浦島「あ、ごめん!ぼーっとしてた…。あるじさん、髪濡れてるから俺が拭いてあげる!」
『えっ、いいよ…自分で拭けるし』
浦島「いいからいいから!遠慮しないで!」
そう言って、浦島は綺麗に畳んであったタオルを広げれば私の頭をわしゃわしゃと拭いてくれる
な、なんだ…この幸せな状況は!
頭わしゃわしゃとか…もう胸きゅん
しかも可愛い浦島にやられてるとか……私得!
そんなことを思いながら、わしゃわしゃされていれば、それを見ていた安定は怒ったような拗ねたような態度で部屋を出ていってしまった
『えっ……あ、ちょ、安定…うわっ…!』
安定の様子に私は追い掛けようと一歩踏み出したが、浦島に腕を掴まれそのまま抱き寄せられた
浦島「行かせない…」
『浦島……?』
浦島「濡れてるし、拭くのが先だろ?」
そう言って、浦島はタオルをそのままに髪から首筋にかけて手を滑らせた
『浦島…あ、後は自分で拭くからっ、んっ……!』
言葉を遮るかのように浦島は唇を押し付けてきた
その行為に私はビックリして目を見開いた
浦島「ん……ほら、あるじさん。ここも濡れてる」
浦島は手を滑らせ、胸をやんわり揉んできた
『んっ……そんなとこっ、濡れてなっ……』
浦島「ほんとに?じゃあ見せてよ…」
そう言って、浦島は私の服を脱がし胸を露にした
『ちょっ…浦島……!』
浦島「ん…柔らかい……」
露になった胸を揉みながら先端を舌先でつつかれ口に含まれる
その快楽に私は声が出ないように口に手を当てた