第7章 本丸を綺麗にします
燭台切「ここは刀と言えど、男ばかりだからね…主、気をつけた方がいいよ?」
『意味深な忠告ありがとうございまーす』
おい、待て。意味深すぎて怖いわ…!
私まだ生娘で居たいよ!!!
刀とヤるってどうなの?大丈夫か?←
『あ!光忠はまだ手入れしてなかったよね?食事のお礼に今手入れしてあげるよ!』
光忠を見ると細かなものではあるが傷が目立つ。
この際手入れしたほうがいいと私は思う!
燭台切「はぁ…主」
飽きれたようにため息を吐きながらこちらを見る光忠。
私何か変なこと言ったか!?
『?…なんでしょ?』
燭台切「そんな格好で手入れなんて…誘ってるようにしか見えないよ?ここには今、僕たち二人きりなんだから…そうゆうところは警戒したほうがいいと思うなぁ」
『…………え、そんな目で私のこの格好を見てたの?って、刀はワイシャツ一枚系女子が好きなのかぁ…あ、明日ほたるんに見せにいこっかなぁ…あ、でも明石は嫌だな…』
燭台切「ねぇ主…?僕の話聞いてた…?」
『うん、聞いてる聞いてる~』
燭台切「はぁ…僕は主が心配だよ…。あ、良ければなんだけど明日の空いてる時間に僕の手入れと、仲間の手入れをお願いできないかな?もちろん体調が良ければだけどね」
『え、手入れさせてくれるの!それは喜んで手入れするよ!仲間さんには良く言っといてね?刀向けられるのはメンタルが辛いから!』
燭台切「はいはい、わかったよ。じゃあ、僕はもう行くよ。また明日ね?」
『あ、うん!ありがとうね!また明日~』
食べ終わった食器を持ちながら部屋を出て行った光忠の背中を見送った。