第49章 大荷物の買い物
そう言えば、さっき小物類が売ってるお店で小狐丸に櫛を買ってあげたんだった…!
セクハラされたからあんまり渡したくはないんだけど…折角買ったし、今渡した方がいいよね…
そんなことを考えながら、カバンから包みに入った櫛を取り出した
『小狐丸、これあげる』
小狐丸「?これは……」
『その、櫛…!小狐丸って、髪がモフモフで気持ちいいから、これでケアできたらと思って買ったんだ。良かったら使って!』
すると小狐丸は櫛を受け取りそれを眺めた
小狐丸「ぬしさま…、嬉しいですっ……ずっと大切にします……」
そんな小狐丸を見れば、涙目になっていた
えっ、そんな涙目になるほど嬉しかったの!?
そんなことを思いながらも私は小狐丸の髪を優しく撫でた
『よしよし、泣かないでー……』
小狐丸「ぬしさまからの贈り物が嬉しくて…涙無しにはいられません……」
小狐丸は涙目ながらも嬉しそうに微笑み、櫛を大切そうに懐へとしまった
『喜んでもらえて良かった!小狐丸のモフモフ感をこれからもずっと味わいたいからね〜』
そう言って、私は小狐丸の髪を含め抱きついた
すると小狐丸もぎゅっと抱き返してくれる
小狐丸「ぬしさまの髪も、私は好きですよ」
小狐丸は私の髪を優しく撫でてくれた