第49章 大荷物の買い物
『ちょ、な、なに…!?』
いきなり腰に回された腕に驚けば、小狐丸至近距離でこちらを見てくる
小狐丸「ぬしさま、ココにアイスが付いてますよ?」
『へ?どこ……』
アイスが付いてる場所を手探りで探そうとすれば、その手は小狐丸に握られ、顔が近付いてくれば唇をペロっと舐められた
小狐丸「ん……甘いですね」
『なっ、なななな……!』
舐められたぁぁぁぁぁぁあ!!!
え、今の何!?少女漫画かよ!!!
小狐丸…お、恐るべし……
そんなことを思いながら小狐丸を見ていれば、ニッコリと笑った
小狐丸「ぬしさまは、やっぱりアイスよりも美味しいです…もっと食べたいくらいに」
そう言って、腰にある手でお尻を撫でてくる小狐丸
そんな小狐丸のセクハラに私はバッと椅子から立ち上がり距離を置いた
『す、すすストップ!ここ外だからね!?それ以上したら、顔面にアイスぶちまけるから…!!!』
小狐丸「おやおや、ぬしさまは相変わらず恥ずかしがり屋ですね。そんな所も可愛らしい…」
『恥ずかしがってないわ!このセクハラ丸がっ……』
何なんだコイツ…人の反応見て楽しんでるなんて……許せん!!
とりあえず距離を置いて座ろう…何されるか分からん…
そんなこんな私は残りのアイスを食べ、小狐丸と言い合いをしながらも安らかな時間を過ごした