第49章 大荷物の買い物
日本号「あー……その、なんだ…。おい、お前が言ってくれ」
そう言って、日本号は肘で蜻蛉切に言えと主張している
蜻蛉切「!俺か!?……あ、そのですね。主は日頃から疲れていらっしゃる…だから買い物は自分達が代わりに行ってこようと思うのです。その間に、主はゆっくりと羽を伸ばして頂きたいなと…いかがですか?」
蜻蛉切は控えめにそう告げてきた
って、そんないい事があっていいの!?
買い物サボっていいって事だよね?
なにそれ、乗った!!!
『え、ほんとにいいの!?』
日本号「あぁ。ま、アンタ一人じゃ心配だから、小狐丸だけ置いていく」
小狐丸「!…ぬしさまと二人きり…ありがたき幸せです」
『やった!じゃあ、小狐丸!今日はよろしくね!』
そう言えば、小狐丸は嬉しそうに微笑んだ
それから、買い物メモとお金を渡せば三人はバラバラに買い物に行ってしまった
なんていい子達なんだ…今だにブラックだったとは全く思えない……!
そんなことを思いながら三人の背中を見送れば、小狐丸が私の手を握ってきた
小狐丸「さ、ぬしさま。何をしましょうか?行きたいところ等あれば付き合いますよ」
『行きたいとこ…あ、私寄りたい所あるんだけど付き合ってもらえる?』
そう尋ねれば、小狐丸はコクンと頷いて微笑んだ
小狐丸「えぇ、お付き合い致しましょう」
小狐丸の了承を得れば、私は小狐丸と共に小物等が売ってる店へ向かった