第49章 大荷物の買い物
〜 数十分後 〜
あれから小物店を少し見て回った
そして、私の用事が終われば店の外へと出た
『付き合ってくれてありがとうね?』
小狐丸「いえ。ぬしさま…何も買わなかったんですか?」
『え、買ったよ?まだ内緒だけど!』
そう言って、誤魔化しふらふらと歩いていれば、少し離れたところにアイスクリーム屋を見つけた
『あ、ねぇ、アイスクリーム食べない?歩き疲れたし、ちょっと休もう?』
小狐丸「はい、ぬしさまが行きたい場所なら何処へでも」
すると、小狐丸は私の手を再び繋ぎ、アイスクリーム屋までゆっくりと歩き出した
私はその手の生暖かさに少しドキッとしてしまった
なにこれ、なんかデートみたいでキュンとする…!
そんなことを考えているうちに、アイスクリーム屋へと着いた
そして、私は貼り出されてあるメニューを見ながら小狐丸に問いかけた
『あっ……と、小狐丸は何味がいい?』
小狐丸「私はぬしさまがいいです」
『ぬしさまね……了解……って、ん?ぬしさま?』
今ぬしさまって言わなかった?
あれ、アイスの味について聞いたんだけど…おっかしいなぁ…
私は小狐丸をチラリと見た
すると、ばっちり目が合いすぐに逸らした