第49章 大荷物の買い物
あれから、他愛のない話をしながら私達は賑わっている市街地へと出てきた
『おぉ、今日も握ってるね〜』
同田貫「迷子になるなよ?」
『ならないよ!たぬたぬこそ、迷子にならないでね?探すの大変そうだし』
同田貫「たぬたぬってなんだ…。って、俺が迷子になるわけねぇだろ」
いやいや、どこからその自身が湧いてくるのかさっぱり分からないんだけど!
私だって?迷子になるほどガキじゃないし?一応立派な審神者だし?迷子になるわけない!
そんなこんな、同田貫と睨み合っていれば蜻蛉切に止められた
蜻蛉切「まぁまぁ…。それより主、何処から参りますか?」
『あ、そうだった…!とりあえず軽い物から先に買いたいよね〜』
私は、歌仙から預かってきた二つ折りのメモを開き眺めれば他の四人もメモを覗き込んできた
日本号「随分と買うモンあるんだなぁ…」
小狐丸「しかたありませんよ、暫く買い物にも出ていませんでしたし」
『ん〜……とりあえずお菓子買いに行ってもいい?軽いし!』
蜻蛉切「お菓子ですか?」
『うん、お菓子と人妻が好きな駄々っ子がお留守番してるからさ…買っていかないとうるさいし』
これで、「お菓子買い忘れちゃった!」なんて言ったら…きっとひと暴れしだすかもしれない…刀振り回したりして……
うわっ、想像しただけで寒気した!
やっぱり忘れないうちにお菓子を先に買おう…
そう思い、皆に付き合ってもらいお菓子を買いに行くことにした