第48章 買い物のお手伝いさん
あれから、歌仙と別れ私はまだ足が痺れているものの、頑張って買い物メンバーを探すために廊下を歩く
『あぁ、痺れがまだ取れない…ってか、粟田口ショタ達はどこへ逃げたんだ…』
あいつら歌仙が怒りだした瞬間、私を置いて逃げやがったんだよきっと…!
まったく…なんて白状なんだ……まぁ可愛いから許すけど!
そんなことを考えながら歩いていれば、いきなり背後から誰かに膝カックンをされた
『うぉ……!?』
不意打ち過ぎる膝カックンに私はつい後ろへとバランスを崩した
すると、膝カックンをしたであろう人物に支えられた
鶴丸「ははっ、まんまと引っ掛かったな。驚いたかぁ?って……大丈夫か?」
痺れた足に膝カックンされたせいで私は痛みに悶絶した
その様子を見ていた鶴丸は不思議そうに、且つ心配そうにこちらを見ていた
『痛いぃい!!何すんの!?今足痺れてるの!それなのに…それなのにぃぃぃ!!!』
鶴丸「え、あ、わ、悪かった…!まさか足が痺れているとは思わなかったからな…すまん」
苦笑いを浮かべながら謝罪をする鶴丸
そんな中、私は体制を立て直して鶴丸の方を向いた
『許さん…鶴丸、買い物の荷物持ちに決定』
鶴丸「……は?荷物持ち?」
『うん、今から買い物に行くの。大荷物になる予定だからよろしくね?』
鶴丸も華奢だけど、そんなのはどうでもいい
荷物持ちにしてやる…私の足の痺れに触れた罰だ……
そんなことを考えていれば、鶴丸はクルッと踵を返し速攻で逃げていった
鶴丸「すまないな、主!俺は用があるんだ!」
『……は?ちょ、待てこらぁぁぁぁぁあ!!!』