第48章 買い物のお手伝いさん
歌仙「主、買い物は?頼んだはずなんだけど…どうしたのかな」
『あ、いや、その…今から行くの!今から!』
歌仙に見つかった私は、歌仙の前に正座をさせられている
これから長い説教が始まるのだと思えば気が重くなる
歌仙「今から?買い物に行く刀剣は見つかったの?」
『そ、それが……な、なななななかなか、見つからなくて……?』
歌仙「こんなに刀剣がたくさんいる本丸なのに、見つからない?それは不思議だね、主…」
『…………』
物腰柔らかく言われてるはずなのにすっごい怖いんですけどぉぉぉお!!!
あぁ、歌仙にだけはバレたくなかったよ…歌仙結構怒りっぽいし…!
『あ、あの、歌仙?まだ昼にもなってないし、そんなに慌てなくても……』
歌仙「主が慌てなかったら日が暮れてしまうだろう!今すぐに買い物行くように!いいかい?」
『は、はいぃぃ!!!今すぐ!!』
私は今すぐに買い物メンバーを探しに行こうと立ち上がろうとすれば、正座をしていたせいで足が痺れて立てなくなっていた
立つ瞬間に足の痺れでバランスを崩したが、歌仙が支えてくれた
『あれ、足が痺れて立てない……!って、ありがとう歌仙……』
歌仙「はぁ…本当に主はそそっかしいと言うか、なんというか。足の痺れが治ったらでいいから、メモの買い物を頼むよ?」
先ほどの怒りが治まったのか、優しく微笑みながら私の頭を優しく撫でてくれた歌仙
一緒に住んでるとカッとすることってあるよね、わかるよ歌仙
怒っても歌仙好きだよ、私は…!怖いけど!
『歌仙ありがとう、大好き』
歌仙「なっ……いきなり、そうゆうことは…雅じゃないっ……!」
私の言葉に顔を赤くする歌仙
そんな所も可愛いと思ってしまった反面、反応が面白いなんて思ったのは内緒である