第48章 買い物のお手伝いさん
信濃が何故か胸を抑えながら俯いてしまった
わ、私のせいか!?
私が何か気に触ることでも言ってしまったのだろうか……
いや、懐に入るのが嫌になったに違いない!
でもさっきまで懐に入りたいって言ってたのに!
信濃って気分屋なのかな?そうなの?
そんなことを思いながら、私は信濃の返答を待つ
すると、いきなり顔を上げた信濃が私の懐に顔を埋め抱きついてきた
『うわっ……!』
信濃「大将…あったかい」
嬉しそうな笑みを浮かべながらスリスリと擦り寄ってくる信濃
その姿が可愛くて私はフリーズしてしまった
『………………』
包丁「おい、ずるいぞ!俺も!」
そう言って、包丁も私の背後に抱きついてきた
うわ、なにこれショタハーレム……
審神者だからいいものの…審神者じゃなかったら逮捕レベルのスキンシップだよね、これ…
審神者になって良かった…ほんとに!
って、そんなこと言ってる場合じゃない
この状況から抜け出さないと私の身が持たない
『ちょ、ちょっと二人とも…一回離れようか…』
信濃「大将の懐はいつでも空いてるんでしょ?だから離れない」
包丁「俺も!」
『可愛すぎかよお前ら…』
そんな心の声が漏れてしまったのは言うまでもない