第47章 お叱りは嫌ですね
石切丸「雅に背向うほど、主が好きなんだね」
『そうなの!?雅より私が好きなのか…歌仙、可愛いところあるじゃん!』
私は歌仙の方を向けば、わしゃわしゃと頭を撫でた
すると歌仙は、少し照れたような顔をしたがすぐに私の手を掴みグっと抱き寄せた
『へ?ちょ、歌仙?』
歌仙「主…子供扱いをしないでくれ」
含みのあるように囁く歌仙の声に不覚にもドキっとしてしまった
すると、その様子を見ていた石切丸も歌仙に抱かれる私をぎゅっと後ろから抱きしめてきた
石切丸「私が先だったのだけれど…主は人気だからしかたないかな」
あれ、なにこれ…
朝から歌仙と石切丸にサンドイッチされて、すっごい幸せ気分且つ癒される!
はぁ、これで今日も頑張れそうだ…
そんなことを考えながらホッコリしていれば、歌仙が口を開いた
歌仙「主、昨日燭台切から言われたとは思うけど、今日は買い出しをお願いしたいんだ」
『あ、うん!買い出し行ってくるよ!何買ってきたらいい?』
歌仙「ここに書いてあるものを買ってきてくれるかい?ちょっと荷物が多くなってしまうけど…」
そう言って、買い物メモを渡された
そこにはびっちりと買い出ししなくてはいけないものが書いてあった
『うわぁ、たくさんある…重そうだねぇ』
石切丸「本当だ…。今回の買い物は力がある刀剣に頼るといいよ」
『うん、だね。そうしよう…って事で、私は買い物に行ってくれる刀剣を探しに行ってくるね!』
私は二人から離れれば、買い物に付き合ってくれそうな刀剣を探すことにした