第47章 お叱りは嫌ですね
歌仙「あ、主。今日の予定は……」
声を掛けてきたのは歌仙だった
そんな歌仙だが、石切丸と抱き合ってる私を見て何故かフリーズしてしまっている
『あ、歌仙。どうしたの?何か用事?』
歌仙「……あ、あぁ…まぁ……」
『今ちょっと無理、癒しの時間だから』
私は石切丸に身を委ねほっこりしていたい気分なんだ!
もう今日の予定とか聞きたくない…昨日もこんのすけからたくさん仕事を言いつけられたし…!
どうせ今日も予定びっちりなんだろうなぁ
そんなことを考えながら、石切丸にくっついていれば歌仙が私の背後に腰を下ろした
歌仙「主、癒しなら僕が…!」
そう言って、両手を広げてくる歌仙
『……ん?いきなりどうした?嫉妬?』
歌仙「いや、そうゆう訳じゃっ……」
嫉妬という言葉に目を泳がせながら少し頬を赤らめる歌仙
嫉妬してくれたら可愛いとか思っちゃうけど、違うのか…そう思いながら歌仙を眺める
すると、石切丸が私の頭を再び撫でてくれた
石切丸「主は愛されているね、本当に」
『え?そうなの?』
石切丸「うん。今現に、歌仙さんが嫉妬とやらをしてくれているだろう?」
歌仙「なっ、嫉妬なんてしていない…!そんな…雅じゃないことっ……」