第47章 お叱りは嫌ですね
『はぁ…お腹いっぱい』
朝食を食べ終えて、広間でのんびりとしていれば石切丸が近くに寄ってきた
石切丸「やぁ、主。朝からお疲れかい?」
『あ、石切丸。そうなんだよ〜、朝から長谷部に捕まっちゃってさぁ…』
石切丸「主はいつも多忙だね」
石切丸はそう言いながら私の隣に腰を降ろした
そして、優しく頭をポンポンと撫でてくれた
頭を撫でられるとやはりキュンとしてしまう…!
石切丸の手は大きいなぁ…流石は大太刀…
『多忙過ぎて私可哀想…石切丸、慰めて…』
石切丸「多忙なのは充実している証拠だけど、たまには休まないとね。さ、おいで」
そう言って、石切丸は私に向かって両手を広げてきた
こ、これは…懐に入っていいってことか…!?
って、私は信濃かっ…!!!
そんな一人ツッコミをしながらも、石切丸をチラリと見てから広げられた腕に私は抱きついた
『あぁ、癒される〜…』
石切丸「それは良かった。主が癒されるのなら、いつでも受け入れよう」
石切丸は優しく抱き返しながら髪を撫でてくれる
その優しい手がすごく心地よかった
そんな中、幸せ癒しムードをぶち壊す声が聞こえた