第47章 お叱りは嫌ですね
『てか、なんで長谷部にそこまで言われにゃならんのじゃ!』
そうだよ!長谷部になんでこんなに言われにゃいけないんだ……!解せぬ!
長谷部「それは、俺が主のお世話係になったからです」
『え?なにそれいつから?誰も頼んでないんだけど。てかお世話なら堀川がいいよ、あの子お世話とか好きそうだし…あ、物吉もいいなぁ、お手伝い好きそうだし?ガミガミ言わなそうだし…可愛いし!ついでに幸運まで届けてくれそう……!』
長谷部「……くっ」
私の言葉に、長谷部は落ち込んだように俯いた
あれ、言いすぎた……?
『…あ、ごめん長谷部……』
長谷部がしょんぼりしてしまったので、私はいたたまれない気持ちになりそっと謝った
すると長谷部は顔を上げて私の肩を掴んできた
長谷部「主…そんな話をしてる暇があるなら、今すぐに日誌書いてください!主は俺がいないとダメなんですから…!」
うん、ぶん殴ってもいいかな?
こっちが気を使って謝ったのに…何この態度…私の気にしすぎかよ!
長谷部って日に日にうるさくなってる…気がしなくもない…
『日誌書く前にお腹空いた!朝ごはん食べたい!』
長谷部「昨日のことをささっと書けばいいだけなんですから、書いてから朝餉にしましょう。この長谷部もお付き合いしますよ」
物腰柔らかなくせに鬼だ……
優しいのか厳しいのかどっちかにしてほしい、ほんと