第47章 お叱りは嫌ですね
あれから、長谷部に付き添われながらサボっていた日誌を書いた
短文で書けば長文にしなさいとか言ってくる長谷部はまるでオカンのようだった
『はぁ……朝から疲れた…』
長谷部からやっと解放され、私は朝食にあり着いた
適当に席に座れば、私は精神的な疲れからぐでっとテーブルに伏せた
それを見ていた小夜が声をかけてきた
小夜「……大丈夫?」
『……小夜ちゃん…はぁ、今日も可愛いね…癒しだ…』
小夜「…主の方が、可愛いよ」
『………………』
…………待って、すっごい癒された
何この子、可愛い…!癒しだ!
はぁ、小夜ちゃん大好き…もう嫁に欲しいくらい可愛い…!
私は我慢出来なくなり、小夜を優しく抱きしめた
すると、小夜もぎゅっと抱き返してくれる
そして小さな手で優しく背中をトントンしてくれた
小夜「よしよし…」
『小夜ちゃん…もう大好き好き好き愛してる!結婚しよう!』
小夜「え…、けっこん?」
私の言葉に小夜は首を傾げた
すると、その様子を見ていた宗三が口を挟んできた
宗三「ちょっと、朝から何言ってるんですか…お小夜が汚れます」
『汚してません、健全です!』
宗三め……小夜ちゃんのことになると必死だな…まぁ、小夜ちゃん可愛いからしょうがないけど…!
って、私は健全な愛を囁いてるだけじゃないか!