第47章 お叱りは嫌ですね
『ん……、ん…?』
目を開ければ、私にしがみつく蛍丸よ姿が目に入った
そして、蛍丸と目が合えば蛍丸は嬉しそうに笑みを浮かべ挨拶してきた
蛍丸「おはよう、主。よく眠れた?俺は眠れたよ、主と一緒だったから」
そう言いながらこちらをじっと見てくる蛍丸に、私は起きた早々キュンとしてしまった
私と一緒だったからよく眠れたとか…嬉しいこと言ってくれる!!
なんてこった…朝から刺激が強い……
今にも萌え死にそうな私は気を紛らわすように蛍丸と共に身体を起こした
すると、左右から誰かに抱きしめられた
加州「主…俺と寝てくれるんじゃなかったの?ねぇ…俺より蛍丸が可愛いわけ?」
大和守「清光はどうでもいいけど、僕と寝てくれるって言ったよね?主、忘れたの?」
抱きついてきたのは沖田組だった
って、なんでこんなに質問攻めなの?
私寝起きなんだよ?わかる?
『あのさ、とりあえず落ち着け』
長谷部「主!昨日の日誌が書かれていないと苦情が来てますよ!どうして貴女という人は…刀剣と寝ている場合じゃありませんよ!それと、添い寝ならこのへし切長谷部が……!」
あ、日誌書くの忘れてた
昨夜は蛍丸が来たから、書く前に寝ちゃったんだった……いやでも、蛍丸が来る前までは書こうとしてたんだよ?悪気はないんだよ…
って、ドサクサに紛れて添い寝したいアピール辞めるんだへし切長谷部