第47章 お叱りは嫌ですね
加州「え、ずるいんだけど。小さいからって抜け駆けはだめだから!」
大和守「そうそう!みんな平等!」
少し怒ったように頬を膨らませる二人
その様子に蛍丸は真顔のまま二人を見つめた
蛍丸「…おやすみ」
そして、再び布団に潜り込んだと思えばなまえにぎゅっと抱きつき密着した
その様子に二人は血相を変えて慌てた
大和守「ちょ!何してるの!?」
加州「言ったそばから…抜け駆け禁止!」
蛍丸「ちょっと…!やめてよ…!」
主に甘える蛍丸に嫉妬したのか、二人はなまえと蛍丸の中を引き離そうとした
すると、そこに騒がしい奴が乱入してきた
長谷部「主!話があります……って、寝てる!?それはそうと…おい、お前ら、そこで何してる!」
加州「うるさいなぁ……長谷部は」
大和守「はぁ…厄介なの来たね、また」
蛍丸「いや、もう全員帰ってよ…うるさいから」
ふわふわ夢の中、私は気持ち良い睡眠をしていた
なのに、何故か周りが騒がしくてどんどんと意識が戻ってくる
何を騒いでいるんだろうか…そう思い、重たい瞼をゆっくりと開いた