第46章 ご機嫌斜めな日もある
そして、暫くすればゆっくりと蛍丸の唇が離れた
蛍丸「へへ、久しぶりのキス…手入れ以来だね。俺は覚えてないけど」
キスに満足しているのか、嬉しそうな表情を浮かべる蛍丸
か、可愛い…蛍丸…!
もう、悶絶しきれないよ私は…!
『ほたるん…』
蛍丸「ん?なに?」
『可愛すぎるよぉぉぉお!!!』
蛍丸「え?あ、ちょっと……!」
私は、蛍丸の可愛さに我慢出来ずに強く抱きしめた
驚きながらもぎゅっと抱き返してくれる蛍丸は天使だと思う
『ほたるん…もう、大好きだよ…!』
蛍丸「俺も大好き。ってことで、今日は一緒に寝てもいい?」
『もちろん!一緒に寝よう!大歓迎!布団ちょっと綺麗にするからね〜』
私は蛍丸を離せば、布団を綺麗に整えて蛍丸を布団へと招き入れる
二人でごろんと布団に寝そべれば、蛍丸は私に抱きついてきた
蛍丸「やった。やっと主のこと……独り占めできる…」
『へ?』
蛍丸「独り占め…。ずっとしてみたかったんだよね…こうゆう風に、主と二人きりの時間も作りたかったし」
強くぎゅっと抱きしめてくる蛍丸を抱き返しながら頭を優しく撫でた
『そうだったんだね……。なかなか二人きりの時間ってなかったし……ごめんね?』
蛍丸「ううん…今こうしてられるからいい」
ベッタリくっつきながら甘えてくる蛍丸が可愛すぎる…
いつもはかっこいい蛍丸だけど、やっぱり甘えたい時あるんだね…。
他の刀剣も甘えさせてあげなきゃなぁ…そんなことを考えながら蛍丸の髪を撫でていればいつの間にか私達は夢の中へ落ちていた