第46章 ご機嫌斜めな日もある
『ほ、ほたるん……』
な、なんなんだこの可愛さは…!!
わざと?わざとなのかな?ん?
可愛すぎて直視できないんだけど…!
そんなことを考えていれば、蛍丸が不安げな表情を浮かべた
蛍丸「主…俺のこと、嫌いになった?」
『え!?いやいやいやいや!嫌いどころか、寧ろ大好きだよ!私こそ、蛍丸に嫌われてないか不安だったし…』
私が俯けば、蛍丸は私の頬にそっと手を添えた
蛍丸「俺が主を嫌いになるわけないでしょ…?ずっと、会った時から主のこと好きだし」
『ほたる〜ん……私もほたるん大好き…私の初期刀的存在だし、ほたるんと出会ってなかったら私はきっと切り殺されてたと思うし…』
蛍丸に会って、明石に切られそうになったんだもんね…危ない危ない
蛍丸が守ってくれなかったら本当に生きてなかったかもしれない!
そう思うと、とても恐ろしい……
蛍丸「へへ…主鈍いもんね」
『そ、そりゃ…みんなに比べたら鈍いけど!』
蛍丸「でも、そうゆう所も好きだよ。だから、これからも主のこと守ってあげる…ずっとね」
そう言ってほんのり笑みを零す蛍丸
可愛くもあり、かっこよくもある蛍丸に私はとてもきゅんとした
『ほたるん…私も大好き…!そして私も、ずっとこの本丸を守るよ!』
蛍丸「ありがと。主が居たら安心……」
『……ん…!?』
蛍丸は私の頬を撫でれば、そっと唇にキスをしてきた
私はその行動に目を見開き、瞬きを繰り返した