第46章 ご機嫌斜めな日もある
『ふぅ……』
こんのすけも帰ったし、妊娠疑惑解けたし、そろそろ日誌書こうかな…またこんのすけに叱られるかもだし!
そう思い、私はパソコンに向かい今日の出来事を打ち込んでいく
すると、部屋の襖が開く音が聞こえ私はそちらを向いた
『?』
蛍丸「……」
そこには、少し開いた襖から顔をひょっこり覗かせる蛍丸がいた
『ほたるん?』
蛍丸「……主、入ってもいい?」
『あ、うん!もちろん、いいよ!』
ご飯の時、ほたるん私のこと避けてたのに…!
自ら部屋に来てくれるなんて…幸せすぎか…!
パソコンから離れれば、私は蛍丸の方を向いた
すると、蛍丸はそっと部屋に入ってきた
そして、いきなり私に向かって抱きついてきた
『へ?ほたるん……?』
蛍丸「………」
なぜか無言で抱きついたままの蛍丸
待って……これはどうゆうシチュエーション?
いきなりのデレ…なの!?
これはどうすればいいのやら……とりあえず抱きしめ返すか……!
私はそっと蛍丸をぎゅっと抱きしめ返した
『ほたるん…?』
蛍丸「主…ごめん……」
『へ?』
蛍丸「…夕餉の時、嫉妬して…主に冷たくしちゃったから…謝りたくてきた」
そう言って、私を見上げてくる蛍丸
その破壊的な上目遣いの可愛さに私は失神しそうになった