第46章 ご機嫌斜めな日もある
『はぁ…とりあえず、皆部屋から出てくれる?今、こんのすけと大事な話してるから』
私の言葉に長谷部は顔を少しだけ青くした
長谷部「主が大事な話をしているというのに…俺は…。すみません、主!今すぐに撤退します!ほら、お前ら、行くぞ!」
加州「えー…」
大和守「やっと主と一緒に過ごせると思ったのに…」
不満げに頬を膨らませる沖田組
そんな姿すら可愛いなんて思ってしまう私は甘いのだろうか…
長谷部「駄々をこねるな!では主、今日は失礼します」
長谷部は私にそう告げれば、他の刀剣達を部屋から追い出し自らも部屋を出ていった
静まり返った部屋に、私はため息を漏らす
『はぁ…なんか疲れた』
こんのすけ「平和な本丸で何よりです!」
平和なのか……?
いや、ある意味平和か…当初に比べたら断然…!
あ、そうだ…こんのすけに色々聞きたいことがあったんだった…
私はハッとしたようにこんのすけに声をかけた
『ねぇ、こんのすけ…私ちょっと聞きたいことが…』
こんのすけ「はい!何なりと!」
こんのすけは私の目の前にちょこんと座ればこちらを見上げている
『あの…なんてゆうか……刀剣と主の間に、子供とか出来るのかなぁ…って気になって……』
そんな私の言葉にこんのすけはびっくりしたように目を見開いた