第46章 ご機嫌斜めな日もある
こんのすけ「新しい刀については後程!集合写真は各本丸の雰囲気を知る為だそうです。それと、刀剣達がどんな生活をしているか、日常の様子もカメラに収めていただきたいのです!」
そう言って、こんのすけは何処からか一眼レフを取り出し私に渡してきた
『これで撮ればいいの?』
こんのすけ「はい!プリントは政府の方でやるので、主様には撮っていただくだけで結構です!それと、そろそろ馬の世話と、畑の管理、そして出陣、遠征、演練、稽古、その辺もしっかりやって頂きたいと政府様から仰せつかっています!」
『…………いや、待って。訳わかんない、そんな呪文みたいに言われても私には何が何だか…!メモするからもう一回言って……』
こんのすけ「しかたありませんね、では最初から言いますよ!」
そして、再びこんのすけが政府からの伝言を私に丁寧に教えてくれた
私はそれを必死にメモする
いや、ちょっと待て…!
ここに来てやる事多すぎない!?
集合写真、日常風景の撮影、馬の世話、畑の管理、出陣、遠征、演練、稽古……なにそれ聞いてないけど
『こんのすけ、これ本気?』
こんのすけ「はい!もちろんです!あ、それと…あれから日常記録日記の更新が止まっているので、それも提出するようにと言われています!」
いや、何言ってんのこの狐
政府も人遣い荒すぎやしないか?
『いやいやいやいや、無理だよね?やる事多すぎて私パニックよ?』
こんのすけ「大丈夫です!他の本丸の主様もこれをこなしていらっしゃいますから!」
『いや、知らねーよぉ!!!他の本丸とか見たことないし…あぁ、見たらその本丸の主が出来よすぎて私は落ち込むに違いない…』
でも気になる……!!!