第44章 反抗的な日もあるよね
『あれ、浦島どうしたの?』
浦島「あるじさんとお風呂入りたいと思って、誘いに来たんだよ!なぁ、一緒に入らない?」
可愛い笑顔を浮かべながらこちらを見てくる浦島
いや、その笑顔は反則だよ…浦島
そんな事を思いながら光忠から離れ浦島の近くに寄る
『浦島って…子供…?』
浦島「え?んー……どうだろ…主よりは心身共に大人かな!」
あれ、なんかさらっとディスられたような
気のせいだよね、気のせいだと思いたい
『私、大人とは一緒にお風呂は入れませーん』
浦島「……俺子供だよ!」
『嘘つけ!言い替えたでしょ!』
浦島「んー、細かい事はいいじゃん!なぁ、入ろ?他の奴も誘うからさ!」
『他の子?それって可愛い子?』
浦島「可愛いかは知らないけど、物吉とか…?」
物吉…だと?
あの子可愛いんだよなぁ…
物吉が入るなら…美味しいか
『よし、その話乗った』
浦島「ほんと!?やったー!んじゃ、早速誘いに行こうぜ!」
『あいあいさー!』
私は台所を出る浦島の後ろに着いて、物吉を誘いに向かった
燭台切「……主、可愛い子好きだねぇ……」
燭台切は、なまえと浦島の背中を見送り、再び食器の片付けを進めた