第44章 反抗的な日もあるよね
燭台切「今主の後ろにある冷蔵庫の中身が、そろそろ空っぽだから…明日にでも買い物をお願いできるかい?もちろん、危ないから誰か連れていってね」
『へ?……え、あ、う、うん…!買い物ね!』
紛らわしいな…!
キスされるとか勝手に勘違いして…ものすっごい恥ずかしいんだけど!
あまりの恥ずかしさに私は目を逸らした
すると、光忠は優しく笑った
燭台切「主…もしかして、僕にキスされると思った?」
『えっ!?いや、違う違う!思ってないよ!』
燭台切「なら、どうして目を瞑ったのかな?」
そう言って顔を覗き込んでくる光忠
『えっと……それは…』
燭台切「そんなに期待してたなら…キス、してあげる」
光忠は私の顎をクイッと上げれば顔を近づけてきた
『へ?ちょ、待っ……んっ…!』
燭台切「ん…」
角度を変えながら、ねっとりとしたキスをしてくる光忠
そして暫くすればゆっくりと唇が離される
燭台切「ん…これ以上は、我慢出来なくなるから…ね」
唇を離して穏やかに笑う光忠
って、我慢出来なくなるって…!
なんだろ、うちの刀剣たちは性欲強いのかな
いや、強すぎな気もするけど気のせいだよね、うん
『…別にキスしてなんて頼んでなっ……!』
浦島「あ、いたいた!あるじさん!」
話している途中に浦島に声をかけられ、私達はそちらに目を向けた