第44章 反抗的な日もあるよね
蛍丸「………………」
え、ほたるんがすごくガン見してくるんだけど……!
……怖い怖い怖い怖い
鬼の形相…目に殺意を感じる……
私はサッと貞ちゃんから離れた
そんなこんな、蛍丸と仲良く出来ることもなく夕餉の時間を終えた
〜 台所 〜
私は自分の食器を台所に持っていくと既に食器を洗い始めている光忠が居たのでとりあえず声をかけた
『光忠、お疲れ』
燭台切「あ、主。食器持ってきてくれてありがとう」
そう言って食器を受け取る光忠
毎日料理して片付けして…本当に本丸のお母さん的存在だなぁ…なんて見ていると光忠が水を止めれば手を軽く拭いてこちらを見てきた
燭台切「ねぇ、主」
『ん?どうしたの?』
光忠は私に近付いてきて、そっと目を合わせてくる
近寄ってくる光忠に私は無意識に後退りをした
そして、いつの間にか冷蔵庫の前まで追い詰められ、私の背中が冷蔵庫に当たった
『み、光忠…?』
燭台切「主、頼みがあるんだけど……」
そう言って、光忠は冷蔵庫に片手をつき壁ドン的な体制になる
なんだ、この体制は……!!!
え、どうしたの?この子……食器洗いからの欲情?
おかしくない?この状況変だよね?
そんな事を考えながら光忠を見ていれば、光忠の整った顔が近付いてきた
その瞬間、キスされると思いきゅっと目を閉じた