第44章 反抗的な日もあるよね
『……』
少し離れた席から見ていれば、蛍丸は一瞬俯きすぐに食事を食べ始めた
あれ、寂しがってない……だと…!?
「主居なくなってせいせいした〜、食が進むぜ!」的な感じなの!?
ほたるん……私は寂しいよ…!!!
まさか一番仲良いと思っていた蛍丸に見捨てられ私はショックでしかなかった
ショタに嫌われるのは心痛い…
『はぁ……』
私はテーブルに俯せになりため息をつく
その様子を見ていた刀剣が、傍に来ては話かけてきてくれた
太鼓鐘「おうおう、どうしたんだ?なんかものすごーく暗ぇけど!」
『……貞ちゃ〜ん…』
太鼓鐘「なんだよ、その泣きそうな顔…何かあったのか?」
近くに来た貞ちゃんは私の頭をぽんぽんと優しく撫でてくれる
短刀なのに男前なとこあるよね…いや、可愛いけど
『…私……もう無理かもしれないよぉぉお!!』
頭を撫でてくれる貞ちゃんに私はガバッと抱きついた
太鼓鐘「おっと……!なんで急にそんな事…」
それを驚きつつも受け止めてくれる貞ちゃん
もう、可愛い…貞ちゃん……もう貞ちゃんセラピーしないと私は天に召される
『来派がいじめるの…!私を!特に明石』
太鼓鐘「主に興味や関心があるからイジメんだろ?嫌いな奴になんかしゃべらねぇし?」
嫌いな奴とはしゃべらない……?
……蛍丸にシカトされた……アレは、やっぱり……嫌われてる……!?
嫌だ嫌だ、考えたくない、ほたるん愛してる……!