第44章 反抗的な日もあるよね
二人も充分反省してるみたいだし、これ以上は可哀想だと思い私は鶴丸と長谷部の頭をぽんっとした
『もういいって。そんな落ち込んでるの、二人らしくないし、私もそんなに気にしてないから!はぁ…、私お腹空いちゃったから早くご飯食べよう!』
そう言って笑えば、鶴丸と長谷部も釣られるようにうっすら笑みを浮かべた
燭台切「うん、そうだね。夕餉が冷めないうちに、食べようか」
既にテーブルに並んだ美味しそうな料理に、皆も静かに席へとついた
そんな私は、来派が座っている席にお邪魔した
『ほたるん!』
蛍丸「あ、主…ここで食べるなんて珍しいね」
『えっ、そうかな?』
蛍丸「うん。いつも短刀の所に行っちゃうから」
そう言って少ししょんぼりしている蛍丸
な、なんて可愛いんだ……
確かに粟田口の所に居る時間は長い…だってショタが沢山いるからつい!
ショタコンな私の脳が勝手に…!
あれ、これって嫉妬してくれてるのかな?
『ほたるん、嫉妬?ねぇ、嫉妬なの?』
私が顔を覗き込めば、蛍丸はぷいっと顔を逸らした
蛍丸「別に……そんなんじゃない」
『じゃあこっち見て?』
蛍丸「やだ」
『お願いほたるん!』
蛍丸「やだ」
一向にこちらを見てくれない蛍丸に、私は蛍丸の肩を掴みこちらを向かせようとした
『ほたるん〜ねぇ、ほたるん!』
蛍丸「うるさい…主なんて知らないっ」
あれ、本気で怒ってる?
いつもなら、プンスカしながらも甘えてくるのに…!