第44章 反抗的な日もあるよね
『ちょ、なんで泣いてるの…!?』
加州「もうっ、主に会えないと思って……」
目を腫らした加州はこちらを見上げながら眉を下げた
その上目遣い的角度で私を見ないでくれ……可愛すぎるから…
『そんなことないよ…私は皆を置いていったりしないから。心配かけちゃってごめんね?』
頭を撫でながら二人を慰めていれば、いきなり安定が私の肩を掴みながら至近距離で見つめ口を開いた
大和守「主っ…!鶴丸さんの首を落とそうと思うんだけど、どうかな?ついでに長谷部も…!」
『……えっ?』
真剣な顔で物騒な言葉を吐き捨てる安定に私は苦笑いを浮かべた
本当にやりそうで怖いんだけど……!
鶴丸と長谷部の危機だ…私がどうにかせねば…!
『や、安定?首は落としちゃダメだよ…?私もそんなとこ見たくないし…!』
首落とされるとこなんて誰が見たいんだ…!
私、現代で暮らしてたしそうゆう過激なの慣れてないから!
私の言葉に安定はしょぼんとしながら俯いた
大和守「主が嫌なら…僕我慢する……。今回は主に免じて大目に見るけど、次に何かやらかしたら…今度こそ首落とすから」
そう言って、安定は鶴丸と長谷部を睨みつけた
それには二人も反省しているのか、気まずそうに目線を落とした