第44章 反抗的な日もあるよね
『長谷部、いい加減降ろして』
長谷部「嫌です」
『ワガママ!?ワガママなの!?』
こんな長谷部にお姫様抱っこされたまま広間に言ったらみんなの目が怖いよ……そもそも雰囲気とか怖いよ!
鶴丸と本丸に帰ってきた時なんて…もう、あの雰囲気……怖かったからね
凍りついてたからね、雰囲気が!
あんな雰囲気味わいたくないな……
平和に暮らしたいなぁ……
そんな事を考え、無意識にため息をすればその様子に長谷部が声をかけてきた
長谷部「そんなに降ろしてほしいんですか?」
『うん、そりゃもちろん』
長谷部「……なら、主からキスをしてください。そしたら諦めて降ろします」
『…………』
なにこいつ、一回ヤったから色々とオープンになりすぎじゃね?
自らキスしてくださいとか言ってきたんだけど…!?
あれ、出会った頃の素晴らしく紳士な長谷部は何処へ……
『キスって……さっきもしたじゃん…』
長谷部「主からのキスが欲しいのです!」
『めんどくさ……』
長谷部「ならいいですよ、このまま広間まで連れて行ってあげますから」
何故かドヤ顔している長谷部
うん、全力で殴りたい
そんな事を思いながらも降ろして貰いたい私はしかたなく長谷部にキスすることにした