第44章 反抗的な日もあるよね
『さて、もう皆広間に集まってるはずだから行こっか』
長谷部「主と二人きりの時間も束の間でした…。あ、主歩けますか?歩けなければ、俺がお運びしますよ」
『いや、歩けるから大丈夫だよ』
長谷部「いえ、そう遠慮せずに」
長谷部は私の膝裏に手を添えれば、ひょいっとお姫様抱っこをしてきた
『ちょ、長谷部!?私歩けるって言ったよね?聞こえた?』
長谷部「俺が主を抱き上げたかっただけなので、お気になさらず」
長谷部は優しく微笑んだと思えばお姫様抱っこをしたまま優しくキスを落としてきた
『ん…、は、長谷部…!』
長谷部「主、とても可愛らしいです。もっとこのまま二人で居たいですが…アイツらも待っているでしょうし、行きますか」
そう言って、長谷部は私をお姫様抱っこしたまま部屋を出て広間へと向かった
〜 広間 〜
燭台切「鶴ちゃん、主にはちゃんと謝ったの?」
鶴丸「あぁ、もちろんだ!許してもらえるような容易い行為ではなかったが…主は許してくれた…」
倶利伽羅「はぁ……もう、そんな馬鹿な真似はするな…」
鶴丸「あぁ、すまなかった」
太鼓鐘「まっ、一件落着ってことで良かったな!主も無事だったことだしさっ」
太鼓鐘の言葉に広間に居た一同は静かに頷いた