第42章 本丸は大騒ぎ
『ちゅーはしません。私はそんなに軽い女じゃないんですー』
信濃「えー、さっきしてたくせに…」
包丁「俺の唇柔らかいぞ!多分!」
……や、柔らかいとか言われたらちゅーしたくなるではないか…!
ショタの唇って、より柔らかい気がするんだよね…
ちょっとならいいかな、柔らかい唇触りたい衝動が…!
『え、マジ?じゃあ、ちょっとだけ……』
そんな事を考えながら、私は包丁に近付いた
するとすぐに骨喰に肩を掴まれ妨害される
骨喰「おい、止めろ…」
『……ごめんなさい。謝るからその力の入ってる手を今すぐにどかしてください』
皆華奢なくせに力があるんだよなぁ…
華奢だからって侮ってはいけないな…
私の言葉に骨喰はゆっくり手を離した
骨喰「主は短刀を甘やかし過ぎだ」
『え、だって可愛いから…つい??
骨喰「…はぁ、ワガママが悪化する…」
お付の狐「ははぁ、骨喰殿…嫉妬ですかな?主殿に可愛がられている短刀が羨ましいとか…!」
骨喰「なっ…違う……!」
鯰尾「えー、そうだったの?骨喰は素直じゃないよね〜」
鯰尾はニヤニヤしながら骨喰を煽る
その様子に骨喰はムスッとしながら俯いてしまった
なに、可愛いな骨喰…
嫉妬するまで心を開いてくれたんだと思うと…もう私嬉しいよ…
私はそんな骨喰の頭を優しく撫でた