第42章 本丸は大騒ぎ
〜 一方その頃 〜
薬研「いたか?」
信濃「居ないよ。部屋も見たんだけど、居なかった」
五虎退「主様…どこに行ったんでしょうか……」
なまえが部屋を飛び出してから、心配でずっと探し回っていた短刀達
その短刀達の騒がしさに、広間で話してた刀達もなまえを探して大騒ぎだった
一期「鶴丸殿もいません…」
明石「まさか……もう既に主を…」
小狐丸「そんな縁起でもないこと言わないでください…」
三日月「…」
その騒がしさに、部屋にいた他の刀の面々も姿を現した
加州「ちょっと、なんの騒ぎ?」
膝丸「…主が居なくなった」
大和守「えっ、また?」
和泉守「まじかよ…ちゃんと本丸内を探したのかよ」
一期「ええ…もちろん。主は、鶴丸殿に神隠しをされてしまったかもしれません…」
長谷部「なにっ…!?主が!?どうして主の行方を誰も見ていなかったんだ…!」
後藤「悪ぃ…俺達が目を離したから…」
小烏丸「これこれ、過ぎたことを責めあっても主は帰っては来ぬ。揉め合うよりも、主と鶴丸を探すのが先だと思うぞ?」
江雪「えぇ、手分けして探しましょうか…時間を、有効に使いましょう…」
そんな大騒ぎの中、なまえを抱いた鶴丸が本丸へと帰ってきた