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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第41章 嫉妬は時に自分を壊す





〜 鶴丸side 〜


主は、真剣に…そして真っ直ぐに俺の目を見て話しかけてくれる
神隠しが怖くて、こんなに身体が震えてるのに…俺の気持ちを大事にしてくれる

俺、こんなに酷いことしてるはずなのに…主は全てを受け入れてくれる
そんなに優しくされたら、神隠しなんて…出来なくなる……


鶴丸「……っ、主…」


俺は、主をぎゅっと強く抱きしめた
その身体は小さくて、暖かくて…確かに安心できる存在……
自分の身体でそれを確認すれば、自然と涙が溢れた


『鶴丸……』


鶴丸「俺は…主のことを好きなんて…言える立場じゃないな…好きな奴を泣かせるなんて…」


『ううん、私が勝手に泣いただけだから…』


そう言って、主は俺の頭を撫でてくれる
その優しさに、自分が犯した事の罪悪感に俺は押し潰されそうになった


鶴丸「悪いっ……主…」


俺は主の首筋に顔を埋めながら涙を流した

自分の嫉妬心と独占欲だけで、主にこんなことをしてしまった
こんなこと許されるわけがない…

自ら嫌われに行ってどうするんだ……俺は


『鶴丸、自分のこと責めないでよね。いつもの鶴丸で居て…』


そんな優しい言葉を掛けてくれる主

普通なら、この場で折られるはずなのに…

主の優しさに、俺の涙は留まることを知らなかった


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