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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第40章 頼る事も時には大切





『……もうわかんないよ』


薬研「大将、どうしたんだよ…」


前田「何かあったんですか…?」


『ごめん…』


薬研「あ、おい…!」


私はいても立っても居られなくて、立ち上がれば粟田口の部屋を飛び出した
鶴丸や一期が私に何を隠してるのか、気になって仕方なかった

言いたいことがあるなら言ってくれればいいのに、そう思った


そして、私は広間までくれば中から誰かが話している声が聞こえてきた


三日月「それは本当か?」


一期「はい、名前を呼んでいましたし…主も苦しげな面持ちで」


大包平「困ったものだな」


一期「主にはまだ話していません…こんなこと言ったら、きっとショックを受けてしまうかと…」


小烏丸「ふむ…まぁ、本人に言った方が警戒心を持って効果的だとは思うが……」


小狐丸「ですね…」


髭切「それもそうだけど…神隠しを考えている刀が居るなんて、驚いたね」


神隠し……?


鶯丸「まぁ、独占欲と言うものだろう。誰にでもあるものだ…」


燭台切「鶴ちゃんは、特にね…」


…鶴丸が私を神隠ししようとしてるってこと…?

そう言えば、鳴狐が言ってた…真名を知っていれば神隠しが出来るって…でも、鶴丸に限ってそんなこと…

そんなことを考えていれば、背後から声を掛けられる


鶴丸「主、ちょっといいか?」


『!つ、鶴丸……』


私は不覚にも肩をビクッと跳ねさせた


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