第40章 頼る事も時には大切
乱「主さん!いらっしゃい!」
秋田「待ってましたよ!」
そんな明るい笑顔の短刀達を見れば、落ちていた気分も少し明るくなった
『へへ、ありがとう…!』
私も笑顔を浮かべたまま、とりあえず空いてる場所に座った
すると短刀達が近くに寄ってきてくる
それだけで私の気分は癒された
一期「主殿、しばらくここに居てください。私は少々席を外しますね」
そう言えば、一期は部屋の襖を閉めて何処かへ行ってしまった
『…一期どこに行ったの?』
信濃「なんか話し合いがあるみたいなこと言ってたような…」
話し合いって…なんの?
私はまったく聞かされていない
一体何が起きているんだろうか…
『そっか……』
包丁「ん?なんか主元気ないなぁ」
五虎退「どうか…したんですか…?」
心配そうにこちらを見てくる短刀達
私は気になったことを試すことにした
『あのさ…皆は私の名前知ってるよね…?』
後藤「まぁ…自己紹介の時に言われたしな」
『その名前、呼んでみてくれない?』
博多「?急にどうしたと?」
『気になることがあって……』
厚「名前…名前……、なまえ?」
平野「なまえさん…!」
……あれ、何も起きない…
胸もざわつかない…私の気の所為?