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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第40章 頼る事も時には大切





『あ、行っちゃった』


ごめんね、大典太……
そりゃ仲間に見られたら恥ずかしさ半端ないよね…

そんなことを考えていば、鶴丸が私の前に座った


鶴丸「主…俺にもぎゅーっとしてくれ!大典太ばかりずるいからな!」


『うん、とりあえずそのヒゲメガネをどうにかしようか』


ヒゲメガネを付けたままの鶴丸が目の前に座ってて、私はどうしたらいいか分からない
どんなリアクションをすればいいの、これ

私の言葉に鶴丸はヒゲメガネを外して両手を広げてきた


鶴丸「主」


両手を広げながらじっと待っている鶴丸は、まるで子供のようだった
私はそんな鶴丸をぎゅっと抱きしめた


『はいはい、よしよし』


鶴丸「やっぱり主に抱きしめられると幸せな気分になれるな!」


『そう?まぁ、鶴丸が幸せなら良いけどね』


嬉しそうに笑いながら私を抱きしめ返す鶴丸
その無邪気な雰囲気に私まで笑みが零れた

すると、鶴丸は唇を私の耳に寄せて低い声でぼそりと呟いた


鶴丸「なぁ、なまえ…」


『!』


いきなり名前を呼ばれたと思えば、心臓がドクンと嫌な音を立てた
これはトキメキの感じではない

味わったことのない胸のざわめきに、私は鶴丸を押し返した


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