第40章 頼る事も時には大切
『大典太も意外と甘えん坊なんだね』
大典太「そんなことっ…」
私の言葉に少し恥ずかしそうに小さい声で呟く大典太
その姿が少し可愛いなんて思えてしまう
『大典太は普段かっこいいけど、今は可愛い』
大典太「っ……こうするのは、あんただけだぞ」
『それは嬉しいなぁ』
大典太の言葉に嬉しくてつい笑みを零す
そんな中、審神者部屋に忍び寄る影があった
そして、いきなりスパンと襖が開いた
鶴丸「主!どうだ、驚いか…って……」
部屋に入ってきたのは、変なヒゲメガネを着けた鶴丸だった
きっと私を驚かそうとして物音立てずに訪れてきたのだろうが……私と大典太が抱き合ってる姿を見てフリーズしてしまっている鶴丸
本当に間が悪いなぁ、この子…!
『鶴丸、何そのメガネ』
鶴丸「…!あ、あぁ…!これは、主を驚かせようと思って用意したんだが……取り込み中だった…か?」
私と大典太に気を使うようにこちらの顔色を伺ってくる鶴丸
やっぱり勘違いしてる…
そうゆう所も可愛いんだけど!
『別に大丈夫だよ?』
鶴丸「本当か……?」
その疑いの目はやめて欲しいわぁ……
するといきなり大典太が立ち上がり、鶴丸に見られたことが恥ずかしかったのか足早に黙ったまま部屋を出ていってしまった