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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第39章 お助けください誰か





そんな中、一人の人影が見えた

これはチャンスだと思い、私は慌てて声をかけた


『あ、ちょっとそこの!待って!』


亀甲「?……!ご主人様…!」


声を掛けた人物は亀甲だった

亀甲は私を見るなり、飼い主を見た犬のようにこちらへ寄ってきた


『……き、亀甲…』


亀甲「どうしたんだい?はっ…ご主人様…そんな格好で…!もしかして、ボクを誘っているのかい?」


『いや、誘ってねぇよ』


亀甲「フフフ、そうゆう素直じゃない所も素敵だよ!ご主人様…ボクはいつでも準備は出来ているよ…さぁ、何プレイにしようか…出来れば、たくさんボクの事を罵って虐めてくれたら嬉しいんだけど…どうかな、ご主人様?」


『帰れ』


あぁ、声をかける相手を間違えてしまったらしい
よりに寄ってなんでコイツなんだ……!

亀甲に着替えを持ってきてなんて頼む勇気はない
私のタンスを漁ってナニかしそうだから怖い…

うん、亀甲に頼むのは辞めよう


『亀甲、人違いだったよ』


亀甲「人違い?そんな訳ないよ…ここで会ったのも何かの縁…だから今すぐにでもボクを……!」


『さっさと帰れ』


あーだこーだ言ってる亀甲に少しイラッとしつつも、暫くしてから観念したのか亀甲はその場から立ち去ってくれた

私は酷く安心感を覚えた


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