第39章 お助けください誰か
『いいじゃん、ささっと済ませるから!』
私はこの気持ち悪い泡のぺったり感から脱出したいだけなんだよ…歌仙、わかってくれ…
すると歌仙は更に顔を赤くして、私に背を向けた
歌仙「っ…じゃあ、僕は脱衣場で待ってるから……」
『え、でもいいの?』
歌仙「い、一緒に入るなんて……目のやり場に困るからねっ……」
『そう?じゃあささっと済ませるからちょっとだけ待ってて?』
歌仙はコクンと頷けば、お風呂場から出ていってしまった
どんだけ初心なんだよ……!
初心すぎてびびってるよ私は…!
そして、私はお風呂場で服を脱げば軽く湯で身体を流した
〜 歌仙side 〜
歌仙「はぁ……」
主と一緒にお風呂……かぁ
入ってしまえばよかったんだろうけど、どうも主の肌を見るだけでドキドキしてしまう
あの白くて滑らかな肌が…見ていて触りたくなるというか…
って、これじゃまるでムッツリじゃないか…!
そんな葛藤をしていれば、主が身体を流す音が聞こえてくる
それにしても…何故泡だらけになったんだろうか…
またちょっかいでもかけられたのかな
勝手に内心で解釈すれば、ガラリとお風呂場の扉が開き主がお風呂から出てきた