第39章 お助けください誰か
歌仙「そろそろ洗い終わったかい?」
風呂場に来たのは粉まみれの歌仙だった
次郎「あ、アタシもう洗い終わったよ〜。待たせて悪かったね?じゃあ、アタシはお先に〜」
歌仙が入ってきたことにより、次郎はささっと泡を流して出ていってしまった
風呂場に取り残された泡だらけの私はとても不自然である
って、次郎のやつ逃げやがった……!
私の着替えー!!!
『……はぁ、なんか疲れたよ私』
歌仙「……随分と泡に塗れてるね…」
『色々ありましてね』
歌仙「…お疲れ、とでも言っておくよ」
歌仙は私の肩をポンッと叩きながら、苦笑いを浮かべた
あぁ、とりあえず私もお風呂に入りたい…
こんな泡だらけじゃ気持ち悪いし…
『歌仙、私もお風呂入っていい?』
歌仙「……え?一緒に…かい?」
『うん、こんな泡だらけじゃ気持ち悪いし…』
歌仙「だ、だけど!男女が一緒にお風呂なんてっ……!」
初心なのか、顔を真っ赤にして慌てた様子の歌仙
そういえば、歌仙は私の背中を見ただけで赤面してたくらいだからすごく初心なんだろうなぁ…可愛い!
ここには性欲に飢えた奴らしかいないから、こうゆう初心な子が居ると私の心は癒される…