第39章 お助けください誰か
次郎「普段は、全然色気ないのに…抱いたらすっごいエロい子なんだね〜アンタ…」
次郎は後ろから私を抱きしめながら、耳元で話してくる
いつもよりも少し低い声にドキッとしてしまう
『え、エロくないっ…し』
次郎「アンタさ…アタシの忠告全然聞いてないでしょ〜。男は誰でも狼なんだからね?もっと警戒しないと」
……襲っといて何を言ってんだコイツは
言葉と行動が違いすぎて私はビックリだよ
『次郎、私を襲っといて…今更過ぎるよ』
次郎「だって〜、アンタが可愛いからつい、ね?」
『可愛くない…!はぁ、私まで汚れたし…』
私は次郎から離れれば、太ももについた白濁液をお湯で流せば服を整える……が、服が泡だらけで着替える必要性が出てきていた
着替え持ってきてないのに…!
『次郎、私の着替え持ってきて』
次郎「え〜自分で持ってきなよ〜」
『誰のせいで泡まみれになったとおもってるの?』
真顔のまま次郎をじっと見ていれば、次郎はきょとんとしながら自らを指差した
次郎「……え?アタシのせい?」
『それ以外誰がいるんでしょうかね』
次郎「…泡だらけになったのは、アタシ関係ないし」
澄ました顔で知らん顔する次郎
その様子に私はイラッとした
とぼけんのも大概にしろよ、コイツ!
イライラしていれば、風呂場に誰かが入ってきた