第39章 お助けください誰か
歌仙「主は大人なんだから、そんな行動をしていたら短刀達にも示しがつかないだろう。もっと主らしくしっかりしてもらわないと困るよ」
『………………』
うるせぇ歌仙だな……
何でこうも口うるさいんだろうか
てか大人だからって何?
それに私よりも短刀の方が歳いってるだろうがぁぁぁあ!
見た目がショタなだけじゃないか…!
刀なんだから私より小さいわけないし!
むしろこの本丸でなら、私が一番末っ子的ポジションだし?
わかってないな、この歌仙め……歴史の勉強して出直してこい
そんなことを内心考えて歌仙をじーっと見る
歌仙「?なんだい?その顔。不満があるなら言ってくれていいが…?」
『え?』
顔に出てたかぁ!私!
仕方ないじゃん…歌仙がうるさいから…
私だって不満くらいあるわ!!
私は色々怒ってくる歌仙にいらっとして、先ほどぶちまけた小麦粉を畳から手で掬った
『歌仙……』
歌仙「ん?」
『おりゃぁあ!!!』
私は手で掬った小麦粉を歌仙に投げ付けた
そしてまた掬い投げつける、それを繰り返す
歌仙「ちょ!何をしているんだ……っ!やめなさいっ!」
『歌仙うるさい歌仙うるさい歌仙うるさぁぁぁい!!』
歌仙「まっ、ゲホッ…ゲホッ、投げ過ぎっ……!」
投げつけた小麦粉に噎せる歌仙
いつの間にか歌仙は真っ白になっていた