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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第38章 人生には驚きが必要





あれから私は歌仙の目の前に正座している
広間は汚れたし、歌仙はお怒りのご様子で……


歌仙「さ、説明してもらおうか」


『いや、その……人生には驚きが必要かと……』


歌仙「広間を汚してまでも、かい?それにこれは小麦粉だよね?食べ物を粗末にするのはどうかと思うけどな」


広間の散らかった小麦粉を手に取りながら静かに喋る歌仙
その静けさがとても怖い……これならまだ怒鳴られた方がマシ!


『小麦粉全部じゃないよ!?半分だけだし……』


歌仙「半分でも、もったいないだろう?」


『……それはそうだけど…、この本丸の財布握ってるの私だし……そんなに怒らなくたって…』


歌仙「何か言ったかい?」


『な、なんでもないです!!』


うわぁ、こわっ……地獄耳…

結局怒られるなら歌仙に小麦粉ぶちまけてやりたかったなぁ…失敗した…

それにしても、逃げたアイツら許さん…!
ほたるんは許してもいいけど…他の三人!!
特に鶴丸に明石!主を守れ!!



〜 逃げ組 〜


鶴丸「ほっ、危なかったなぁ。俺達まで巻き込まれそうだった」


薬研「歌仙の旦那に怒られるのはゴメンだ」


蛍丸「俺も怒られるのは嫌だし、あれは主が仕掛けたから主の責任だよね」


明石「そうやな、今頃土下座させられてるんとちゃいます?」


鶴丸「ははっ、そうかもな!」


主の心配など全くする気もなかった四振りだった


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