第38章 人生には驚きが必要
鶴丸「それで…これはどうするんだ?」
鶴丸は吊るした小麦粉を指さしながら首を傾げた
『んー…これは折角仕掛けたから、誰か来るのを待とう!』
薬研「まじか…今ここに来た奴は、ドンマイだな」
蛍丸「いいじゃん、引っかかるの俺たちじゃないし」
薬研「まぁ…それもそうだな」
あの子たち…意外に腹黒…!!!
特にほたるん!!!
まぁ可愛いから良いんだけど!
明石「ほな、どこかに隠れときまひょ」
そして私たちは、入口から見えない場所に隠れた
そっと入り口を覗きながら誰かが来るのをひっそりと待った
さてさて…誰が来るかなぁ…
楽しみだなぁ…!
まぁ…なんだ…とりあえず引っかかるのは優しい子にしてほしいね…
私は切なに願った
~ 数分後 ~
鶴丸「来ないな」
『そうだね』
~ 数十分後 ~
蛍丸「来ないね」
『そうだね』
~ 数時間後 ~
明石「きまへんな」
『そうだね』
薬研「いや、もう諦めろ」
なんなんだー!!!
こんなに待ってるのになぜ来ない…!
おかしい、非常におかしい!!!
あれか、神は私に味方してくれないのか!!
そんな事を考えていれば、広間に向かってくる誰かの足音が聞こえてきた