第38章 人生には驚きが必要
『よし、歌仙に仕掛けるのはコレ!』
私は袋に入った小麦粉を皆に見せる
鶴丸「?小麦粉とやらか?」
『そう!これを、広間の入口に吊るして誰か来たら粉がぶちまかるってゆう驚き……どう?良くない?』
蛍丸「…主って、本当に子供だよね」
薬研「だな」
『え、何その目!いいじゃん、これ!水でもいいかなぁと思ったんだけど…重くて吊るせなそうだから止めたんだ〜』
明石「あー、確かに。水より小麦粉の方が軽いわな」
『って事で…、誰か吊るして』
広間の入口はなかなか高い
私の身長では届きそうになかった
『明石か鶴丸かな……薬研とほたるんは小さいから』
薬研「小さいとか言うな」
蛍丸「俺大太刀だから大きいし」
何、この子達可愛い……
やっぱり小さいこと気にしてるのか…いやぁ、可愛いわ……!
そんなことを考えてるうちに、鶴丸が小麦粉を取り付けようとしてくれている
鶴丸「あー、この辺でいいか?」
『OKOK!そこでいいよ!』
明石「ほんとに、こんなのに引っかかるん?」
『んー、多分?』
薬研「つか、歌仙の旦那が来るとは限らないだろう…」
『……確かに』
ああぁぁぁ、私の計算ミスだ!!
広間に歌仙が来るとは限らない…ど、どうする……私!
そんな中、台所から声が聞こえた