第37章 胸キュンなイタズラ
『ほ、ほたるん?』
蛍丸「………………」
えっ……無言!?
一体どうしたっていうんだ…
そんなことを考えながら蛍丸を見ていれば、小夜ちゃんは何かを察したのか私から離れて来た道を小走りで去っていってしまった
『えっ、さ、小夜ちゃん!?』
置いていくなぁぁぁぁあ!
怖いんだけど?ねぇ、小夜ちゃん?
私を置き去りにしたの?大好きって言ってくれたのに!?
小夜「戻ったよ」
薬研「おかえり」
厚「なぁ、あれどうすんだ?胸きゅんってゆうよりも、大将すげー怖がってるけど…」
鶴丸「いやぁ、胸きゅんってゆう奴はなかなか難しいものだな…それに、嫉妬が上回ったら驚きのやりようがないだろ…まったく……」
蛍丸「主……」
『は、はい!!』
先程まで黙っていた蛍丸がいきなり言葉を発すればビクッと肩を揺らして返事をした
すると、蛍丸は私にぎゅっと抱きついてきた
蛍丸「…主って、浮気者」
『えっ!?う、浮気!?』
蛍丸「主は俺のなのに…俺が一番最初に主と一緒に居たのに………どんどん皆と仲良くなっちゃってさ………寂しい」
怒りから寂しさオーラに変われば、寂しそうな声色で自分の気持ちを露にしていく蛍丸
そんな蛍丸に驚いたが、私は優しく蛍丸を抱きしめた