第37章 胸キュンなイタズラ
私は持っていたポケットティッシュで鼻血を抑えながら小夜ちゃんを撫でた
それにしても、なんでいきなり大好きなんて言いに来たんだろ…まぁ可愛いから大歓迎なんだけど…!
『小夜ちゃん…可愛い過ぎるよ…』
今だに抱きついたままの小夜ちゃんが可愛すぎて頭を撫で回す
すると、小夜ちゃんは嬉しそうに照れ笑いを浮かべた
小夜「主の方が、可愛い…」
『あぁ…もう江雪と宗三に内緒で手出しちゃおうかな……』
小夜「?……手?」
私の言葉に、自分の小さな手を見せてくる小夜ちゃん
その姿すらもう可愛くて、どうしようもない
『小夜ちゃん大好きだぁぁぁ!もう愛してる!』
たまらなくなって、小夜ちゃんを強く抱きしめると再び廊下から誰かの足跡が聞こえてきた
そして私の背後で足跡が止まった
蛍丸「……主」
『あ、ほたるん!』
後ろを振り向けば蛍丸が立っていた
そして鬼の形相でこちらを睨みつけている
え、私何かした?
なんか…ほたるんお怒りの御様子だけど……
鶴丸「アイツっ、いつの間に……!」
愛染「あぁ…蛍のやつ、我慢出来なかったみたいだな…主のことになると嫉妬が激しくなるから」
包丁「俺だって嫉妬しちゃうぞ…!」
今剣「ぼくだって、しっとしちゃいますよ…これでもガマンしてるんですから……!」