第6章 探し物は主
『どういたしまして!さて、次は薬研くん!』
厚くんに言葉をかけた後、薬研に手招きをした。
薬研「おう、よろしく頼むぜ、大将」
『うん、任せといて!!!では、失礼しまーす……ん』
薬研の肩に手を置いて優しく唇にキスした。
薬研「ん………」
軽くキスを交わして手入れしてると、
薬研がいきなり左手で私の腰を抱き寄せ、右手で私の後頭部を押さえつけ深くキスしてきた。
『んんっ…!?//』
他皆「………!?!?!?!?」
薬研「……ん」
なにこれ、なにこれ、なにこれ、なにこれ!
一人でパニクっていると薬研が一度唇を離してニヤリと笑った。
薬研「大将顔真っ赤だな。早く俺を治してくれよ」
『や…やげっ…ん』
低い声で囁かれては再び深く口付けをされた。
その姿を見てる他の刀は赤面している。
今まで自分からすることはあってもやり返されたことはなかったため、私はパニックになった。
そしてすごく恥ずかしい。←
薬研「ん…は……」
しばらくして唇が離れ体も離れる。
『は……、っな…な……』
私は言葉にならない声を出したが、薬研は全く動じていなかった。
薬研「お、治ってる…体が軽いぜ。ありがとな、大将」
ニッと笑いながら治ったことに感謝を述べる薬研。
『この…薬研め………ショタのくせに…!!!』
文句を言おうとすればこちらに寄って耳元で囁かれた。
薬研「ショタを甘く見るなよ?たーいしょ。ごちそうさま」
『!////』
私の気苦労は全く絶えません。