第36章 目覚めのいい朝
鶴丸「主…お、俺とデートしてくれるのか!?」
『う、うん!約束してたよね?ね?』
鶴丸「約束…?してたか?」
鶴丸は素直に約束してたかどうかを思い出すように首を傾げた
鶴丸、こんな時に素直さなんて要らないんだよ…
私に合わせて、デートの約束してたな!って言ってくれれば良いんだよ!
目で訴えていれば、にっこり笑った歌仙が口を開いた
歌仙「デートなら、尚更後でいいだろう?それに、デートなら先に僕としてほしいものだね。まぁ、そうゆう事だから、お風呂掃除頼んだよ」
何こいつぅぅぅう!!
笑いながらドサクサに紛れて何言ってんの!?
自分がデートしたいから?尚更お風呂掃除やらせる気なの?逆効果だったの?
逃げる術を失った私はガクッと落ち込んだ
そんな私の肩をポンッと叩きながら鶴丸は口を開いた
鶴丸「頑張れよ、主!それと、デート楽しみにしてるからな!」
『…………』
頑張れとかイラッとくるぜ……
それになんだ、デートする気なの!?
はぁ、私は何をやってるんだろう……デートなんて言わなきゃ良かったよ……!
楽しみにしてるとか言われたら…もう断りにくいじゃん……!